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BLOOD+カフェ 6  [BLOOD+カフェ]

せめてもう一日早くあげたかったです~。遅くなりましたが、とりあえずクリスマスねたです。長くなるので、ほとんどセリフで構成したけど、大丈夫かな・・・汗。


 

 「天使の歌声?」

クリスマスの少し前のこと・・・。

「・・・ってことでさぁ、恋人がいない女の子とか、旦那様が仕事や忘年会でかまってもらえずにさびし~い思いをしてる奥様がたのために、パーティーをやろうと思うわけ。どうかしら、マオ。」
「ふうん、女性客オンリーの会費制クリスマスパーティーね。いいんじゃない。あたしんちなんて人はいっぱいいるけど、ぜ~んぜんムードのかけらもないもの。」
「おうちがジャパニーズマフィアってのも、たいへんねぇ・・・。
当日はブッフェスタイルにするから、女の子達はお客様として楽しんでね。ディーヴァには出演たのまなくちゃいけないから言ってくるわ、後はワタシにお・ま・か・せ!」
そういって、ネイサンは事務室を後にした。

「ねぇ、ディーーヴァお願い、クリスマスパーティーで歌ってほしいの!
きれいな衣装も用意するわよ。」
「歌うのは好きだけど、パーティーなんだから変わったことがしたいわ。そうだわ、リク!一緒に歌ってちょうだい!」
「え、ぼく?う、歌はあんまり・・・。
そういえばハジは得意だよね。手伝ってくれない?」
「ハジ・・・私からもお願い。」
「小夜がそういうのでしたら・・・。」
「うふふっ、それだったら、やってみたかったことがあるの。いいでしょ、ネイサン。あのね・・・」
「ええーーーっ!!!」(一同)

「ごめんねハジ、ディーヴァったら、言い出したらきかないんだもの。」
「いいえ、あの、私も小夜にお願いしたいことがあるんです。」
「うん、うん。あ、あれをお客さんの前でやるのぉ~?」
「小夜が一緒にやってくれないと、ネイサンの出し物に強制参加させられるんです!このさい女装でも擬態でもやります!だけど、あれだけはやりたくないんです!
「わ、わかったわよ、そんなに蒼白な顔で頼まれたら、ことわれないわ。」
「ありがとうございます、小夜。一生あなたについていきます

「え?俺達にも何かやれって?人に見せる芸なんてないぞ。
まさか、射撃やるわけにいかないだろ。」 
「それじゃあこの俺さまと組まないか、カイ。」
「ルイスと共演ね、楽しみだわ。んじゃ、決定と!」
「あっ、おい、ネイサン勝手に決めんなよ!!」

「何故栄えある○州国軍人の私が、娯楽を提供せねばならんのだ!」
「オレの命令がきけないっていうのか、マザコン野郎。ディヴーァの抱き枕を特注したこと、ママに言っていいのか?トイレの天井までママの写真で埋め尽くしてることも話していいんだな。フィギュアまで制作依頼してたろう。」
「わ、わかった。なんでもする!」
「これでジェイムズはOKね!」

***************************

 翌日・・・。

「はぁい、出し物決定したわよ。
まずは・・・リクーヴァ、リク、仔ハジの『少年(?)合唱団』による、クリスマスソングよ。雰囲気もりあげてね~。」

ハジは小夜とアルゼンチンタンゴね。ハジにはワタシと踊って欲しかったのに、残念だわぁ~。はい、これ衣装。思いっきり、セクシィーにお願いね。」
「ちょ・・・ネイサン!このドレス、丈短いよ!」
「あら、こんなものよ。あ、編みタイツ忘れないでね。」

「タンゴでハジ小夜、再び」


「それから・・・カイとルイスは『食材と調理器具のとびかうジャグリング』ね。あなたたちは人間なんだから怪我しないように気をつけて。衣装はコックコートでOKと。」

それから~・・・、ワタシと出演するメンバー、もう一人ほしいんだけど・・・。ソロモンはお正月のショーにでるって言って逃げちゃったし、困ったわ。」
「やあ、皆さんお元気そうでなにより。
クリスマスパーティーがあるってきいて寄らせてもらいました。」
まあジョエルいいとろに!ぜひ手伝ってもらいたいの!」
「僕でお役に立てるのでしたらなんなりと・・・。それで、出し物は?」
「『マーラー夫人の贈り物』よ。」
「そ、それってまさか、『ヘンダーソン夫人の贈り物』のパロディーですかっ?!」
「そ~よ。ワタシとジェイムズ、アンシェル、ソーニャ、それにあんたで男性版のストリップショー。あ、このメンバーじゃ一人、ニューハーフだわ。」
「ぼ、僕は急用を思い出したので・・・。」

「どこにいくの、ボ~ヤ。男に二言はないわよね!」

←これです。

「ちょっとネイサン、ストリップショーなんて大丈夫なの?わいせつ物○○列罪』なんてオヤジギャグじゃすまないのよオーナーの私までそんな恥ずかしい罪状で捕まったりしたら、外歩けないじゃない!」
「あ~ん、しかたないわねぇ・・・これでも着るわ。」


「・・・よけいいやらしいじゃない、そのパンツ! キャ~!こっちに持ってこないで!! 何しげしげ見てんのよ、ジョエル!」


「いやぁ・・・ほんとうに最小限の布しかないと思って。」
「あんた、それ着るのよ、わかってんの?」
「はぁ・・・。」
「うん、これにチップをはさんでもらうのもいいわね。それじゃ、最後はハジにチェロを演奏してもらって、お客様と一緒に「第九」を歌うってどう?」
「まちなさいよ、裸で歌う気!?」
こうしてその日の会議はお開きとなった。

*****************************

そして、クリスマス当日。

「美しいマドモアゼルたち、今宵はショーと僕のつくるカクテルに酔いしれるがいい!おっと、もちろんソフトドリンクやノンアルコールカクテルも用意しているから、安心してくれたまえ!

では、始めようじゃないか、われわれのクリスマスパーティーを!」



        ***終わり***

 

 


 


 

 

 


 


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mamt

カールが一番美味しいかも・・・!なぜ彼は、ネイサンのショーには出なかったんでしょう?バーテンダーは忙しいから?
ジョエルがどうなったかも気になります!ハジのワンコっぷりにも磨きが(笑)
by mamt (2006-12-25 23:56) 

トントちゃん

もう、めちゃくちゃ面白かったです!
パソコンの前でぐふぐふ笑ってしまいましたよ。
ハジがそれだけはやりたくないと言ったのは、「マーラー夫人の贈り物」だったんですね。危うしジョエル!
現在クラブ・ディーヴァは休業中なので、私もパーティにお邪魔してよろしいでしょうか・・・?
by トントちゃん (2006-12-26 12:54) 

うさぎりんご

>mamtさん
そうです、カールはバーテンダーだから、忙しかったのです。ジョエル?やらされたんですよ。きっと、なにか弱みをにぎられているのでしょう。
>トントちゃん
大歓迎です。どうぞ、おいでください!
by うさぎりんご (2006-12-27 01:11) 

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